左カーブに差し掛かったときヤマハが止まっているのが見えた、故障かと思い声を掛けると 「ほら、富士山」とヤマハのライダーが言った。指刺す方向を見ると、見慣れた容の山が遠くに見えた。
 
 
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 景色を遮っていた立ち木が途切れた左カーブで、遠くに見える富士山をバックに、ブログで知り合った仲間とオートバイをデジタルカメラで撮った、他の仲間はすでに速い速度で通り過ぎ先へと進んでいる、遅れていることなどお構い無にスローなペースで林道を走り、気に入った場所でカメラを構えて、先に行った仲間が待つ時間がどんどん増えた。
 
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 後からもう一台来る筈なので、遅れる事など気にもせず写真を撮りながら、後ろから来るバイクの到着を待ったがなかなか現れず、トラブルでもあったかと引き返してみると、後続のライダーも途中でカメラを構えていた。
 
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 この林道へ入る前の、アスファルト舗装された林道は、日陰の場所が多く薄く積った雪が凍り、オートバイで走るには難儀した。しかしバイクの扱いに長けている者たちは、思い思いに楽しみながら白い路面を走り抜けた。ツーリングを主催した岡山登朗の心配は必要なかった。
 
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 小海の駅で昼食を摂り、次に向かった林道は、いくつか分岐が有り遅れて走るライダーは、先行車の後輪で削られた路面を頼りに進む方向を決めた、高度を上げるにつれて路面は白くなり、脇の沢水は凍りつき大きなツララが出来ていた。積雪の大河原峠を越え、女神湖へ向かう途中の景色の良い場所では、北アルプスが見えた。長く伸びた影を追いながら、女神湖に着くと楽しいツーリングも終わる、二手に別れ夕暮れの中を走りだした。
 
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