伊勢原CB

Yahooブログから引っ越しました、「あの頃の未来」伊勢原CBです、Yブログで知り合った方が訪問の際には、メッセージで貴殿のURL等をご連絡いただけますと幸いです。

    2015年02月


     ガソリンタンクキャップを開け中を覗き込みガソリンの量を調べた、前回乗った時コックを予備にしたのは道志道を走っている時だった、八月の暑い日だった、その日は給油せずそのまま帰って来て、そのまま仕舞ってそのままだった、ガレージからこのバイクが出たのはその日以来だ。
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     これなら30kmは走れる、途中で給油すれば大丈夫。

    コックを予備に合わせ、バッテリーを取り付けた、空キックを二十回、キーをONに回し右足でいっぱいにキックすると、開けたアクセルに反応して四本のマフラーが「ウォン」と咆えた。

     走り出すと向かう西の空が陰って来た、目的地は雲の向う、降られる事は無いだろうとアクセルを開けた。
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     空を覆う雲は厚くなり雨粒が落ちて来た、雨粒は次第に大きく激しくなった
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     逃げるように路面が乾いた場所まで走り、びしょ濡れのグローブを外しながら、明るい東の空を眺めた、こんな時期に土砂降りなんて。
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    おわり


     四気筒544ccのエンジンは、右手のアクセル操作に反応して、軽快に四本のマフラーから排気音を吐き出していた、リーンウィズのままオートバイの傾きを変えずに、アクセル操作だけで回転半径を操る、車格とパワー、全体のバランスの良さがCB550の魅力だ。

     寒気が緩み春の陽気がライダーを誘い出した、四気筒のエンジンを右手で操り、凍結防止剤が乾いて白くなった左カーブを滑らかに駆け上がり、先に有るトンネルを抜けると道は下りになる、二つ目の左カーブの外側の脇道にCB550を進めると、曽我丘陵の中腹を走る、右側はコンクリートブロックで固められた土手、左側は急降下に落ち込む崖、左側に広がる景色は曽我の街だ、その向うに富士山が見えた、風の中に梅の香が漂っていた。

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    曽我丘陵から小田原方面
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    梅と富士山
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    大井町のトンネル富士
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    菜の花と富士山
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    春霞でクッキリとした景色は望めませんでしたが

    今日の神奈川は暖かくて、気持ちの良い2時間のライドでした

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    おわり

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