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 燃料フィルターを外しタンクの掃除をした為にガソリンは一滴も入っていなかった、いつも走った後キャブレータのチャンバーを空にするのでチャンバーも空だ。短パン姿でCB550を押して、近くのガソリンスタンドへ給油に行った、タンクには14.1Lのガソリンが入った。
 ガソリンコックのレバーをONに合わせ、イグニッションスイッチをON、キルスイッチをOFFでキックを5回、キルスイッチをONに回し思い切りキックペダルを踏み下ろすと、犬が吠えたような排気音を四本のマフラーから吐き出し、四気筒544ccのエンジンに火が入った、CB550に乗るのは久し振りだ。
 
 いつものコースを15分北へ行くとダム湖畔を走る、ダム湖の橋を渡り信号機のある三叉路を直進して、トンネルを抜けもう一つの橋を渡るのが、時間に余裕が無いときの定番だ、今日も幾つかのやらなければならない事の合間にCB550で出掛けて来たので、あと一時間程で帰らなければならない。三叉路を通り過ぎトンネルに入る手前でCB550を停めた、いつもの道を走るよりたまには懐かしい峠を行こう、CB550を来た方向へと向きを変え、方向指示器を右にだした。
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 宮ヶ瀬から秦野市へ抜ける峠道は二年振りだ、この道は四輪、単車、自転車でダムが出来る前のダートの頃から何回も走っていた、頂上から秦野市側は40年くらい前にアスファルト舗装されて、その頃は仲間と単車でよく走った、最近は秦野市側は自転車のヒルクライムが盛んだ。
 ダムに沈んだ部分の代わりに作られた二車線の道を進むと、やがて昔のままの林道になる、すれ違いが大変な狭い道が渓流沿いに続く、頂上までの中間に有る「札掛橋」が清川村と秦野市の境だ、秦野市に入ると道はセンターラインの有る二車線の部分が多くなる、一本の県道で管轄の土木事務所が変わるとこうも違うものかと不思議だ。
 適度な登り勾配と広い道を気持ちよく走ることが出来るが、対向車が多く飛ばすと危険だ。
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 三十年前には、頂上から下る時左側のガードレールの向うは、海まで見渡せる広い景色があったが、今は植林された檜が伸び景色は見ることが出来ない、当時より広く整備された林道は交通量が多く、スピードも出るので事故が絶えない、ガードレールはキズだらけだ。夕暮れ時でも何台もの車と行き違った。
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一瞬見える景色、晴れた日には伊豆半島も良く見える。
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広く整備された秦野市側
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菜の花台のヘアピンカーブ
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