久しぶりに作文です
駄作ですよ、駄作
読みたい方だけ読んでくださいな。
ソフトクリームは恋の味
心に響く音がある、忘れられない音がある、過去が拡がる音がある。
35年も物置きに入っていたCB250は、一通りの整備が終わり新品のバッテリーを乗せた、ガソリンコックをオンにして、キックペダルを踏み下ろすと呆気なくエンジンはかかった。
アクセルを開けると昔の音がした。
耳の奥に残っていた音が湧き出した、あの頃の思い出が頭の中のスクリーンに映し出された。

高校二年の夏休み、健一は親に買ってもらった中古の金色CB350K2で、義昭はアルバイトで買った赤いCB250K3で、久夫は兄の紺色のCB350K1で山中湖の湖畔を走っていた。
真上から照らす太陽が、三台の影を黒いアスファルトに更に黒く焼付けていた。Tシャツで走る三人の腕は日に焼けて真っ赤になっていた。
つづく
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